中国ものづくり仰天話

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中国ものづくり仰天話(第2話-2)

先回のお話では、 成形担当が勝手に金型担当に金型変更を指示したところまで、 お伝えしました。 今回は、何故このようなことが発生してしまったかを お伝えします。 まず基本的なルールに関してお伝えします。 金型は一般的に設計者の会社の資産です。 PCの…

中国ものづくり仰天話(第2話 -1)

今回は金型が勝手に変更されてしまったお話をしたいと思います。 私はプロジェクターの設計者でした。 自分が設計に関わった製品の量産が開始され、 1ヶ月ほどしたある日のことです。 製造ラインから連絡が入りました。 プロジェクターのトップカバーが閉ま…

中国ものづくり仰天話(第1話 -4)

先回までは、この得体のしれない成形メーカーで 今回の製品の部品を生産することはできない、 というところまでお話しました。 取れる手段は金型移管しかありません。 つまり、金型を信頼できる別の成形メーカーに移して、 そこで成形をするということです。…

中国ものづくり仰天話(第1話 -3)

先回のコラムでは、得体のしれない成形メーカーで 成形をしなければならなくなりましたが、 その成形メーカーはULの認定工場ではないため、 アメリカでの販売する今回のモデルの 部品は成形することができないことが分かり、 途方にくれているところまで、お…

中国ものづくり仰天話(第1話 -2)

私は日本から来た出張者と同行しています。 出張者の日程も限られています。 今更どうしようもありません。 結局、ソニーの発注した成形メーカーとは全く異なる、 ソニー側としては何の審査もしていない、 得体のしれない成形メーカーと取引をすることになる…

中国モノづくり仰天話(第1話)

私がソニー在籍時に、 モニターの設計業務で中国に駐在し、 日本の設計者と中国の部品メーカーの 橋渡しの仕事をしていたときのお話です。 金型打ち合わせを1ヵ月以上前に完了し、 今日は1stトライの日です。 日本からの設計者が上海に訪れ、 金型打ち合わ…